[Talend]tSalesforceOutputを利用してSalesforceのデータを登録する

[Talend]tSalesforceOutputを利用してSalesforceのデータを登録する

今回はTalendのコンポーネント「tSalesforceOutput」によるデータの登録を紹介したいと思います。
Clock Icon2018.11.12

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

今回はTalendのコンポーネント「tSalesforceOutput」によるデータの登録を紹介したいと思います。

前提条件

Talendのバージョンは「Talend Open Studio for Big Data」の「Version 7.1.1」、Salesforceのバージョンは「Winter '19」で検証しています。

なお、Salesforceのアカウントが無い場合には、以下から開発者環境を無料で新規作成することができます。

Salesforce Developers

また、Salesforceについての細かい説明については記述しません。

tSalesforceOutputについて

「tSalesforceOutput」を利用するとSalesforceのデータを「INSERT」、「UPDATE」、「UPSERT」、「DELETE」することができます。今回はこの「INSERT」についてです。

「tSalesforceOutput」コンポーネントのTalend Helpページはこちらです。

tSalesforceOutput

では、具体的に以下で解説していきます。

ジョブの説明

「tSalesforceConnection」でSalesforceに接続し、「tFixedFlowInput」でサンプルデータを作成して「tSalesforceOutput」でデータを登録します。

「tSalesforceOutput」でのデータ更新については以下の記事をご参照ください。今回はこちらと同じ処理を流用してデータを取得します。

[Talend]tSalesforceOutputを利用してSalesforceのデータを更新する | DevelopersIO

Salesforceのデータについて

まず最初にSalesforceのデータを確認しておきます。

今回はサンプルとして「取引先」を扱いますので、「取引先」のデータを確認しておきます。

「取引先」が12件あります。今回はここに新規に1件追加したいと思います。

「tFixedFlowInput」コンポーネントの設定

「tFixedFlowInput」コンポーネントではサンプルデータとして「Name」が「Kuji-Goji-Do」のデータを設定します。

今回はサンプルとして「Name」項目だけを設定しますが、必要に応じてSalesforce側のオブジェクト定義を確認して項目を追加します。Talend側ではSalesforceのオブジェクト定義における「API参照名」を利用することに注意してください。

「tSalesforceOutput」コンポーネントの設定

コンポーネントにはSalesforceへのデータ出力に関する設定をします。

ここはほとんどUPDATEの際の設定と変わりません。

異なる点としては、「出力のアクション」を「INSERT」にするということと「Id」項目はInsert時に自動で設定される項目なので、Talend側では設定しないということです。

実行結果

設定は以上です。実際にこのジョブを実行すると、Salesforce側の画面では以下のようになります。

設定したとおり、「取引先」に「Kuji-Goji-Do」が登録されました!

まとめ

以上、「tSalesforceOutput」コンポーネントによるデータの登録の紹介でした。どなたかの参考になれば幸いです。

それでは。

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